この記事を読めば『トリプトファンダイエット』の重要な箇所を知ることができ、ダイエットに役立つ情報を知ることができます。
こんな人におすすめ
・すぐリバウンドしてしまう人
・食べることがとにかく好きな人
書籍の紹介
【食べ方を変えるだけで痩せられる】
本書は、管理栄養士の宮川ジュンコ氏が、ダイエットに失敗する最大の理由であるストレスを解消するためにトリプトファン(幸せホルモンであるセロトニンの材料)を積極的にとるダイエット法を解説する1冊
ダイエットは3つのストレスが原因で失敗することが多いと著者は指摘しています。
それは
- 空腹感によるストレス
- 栄養不足によるストレス
- 睡眠不足によるストレス
また、日本人は不安遺伝子を持つ割合が世界一多い民族だそうです。
この3大ストレスと不安遺伝子を抑えてくれるのが、”幸せホルモン”と呼ばれるセロトニンです。
セロトニンは感情を調整し、イライラや不安感などマイナスの気持ちにならないように作用します。
さらに、メラトニンという”睡眠ホルモン”に変わり、睡眠の質を高めます。
そのセロトニンを作るために必要なのが、必須アミノ酸の1種であるトリプトファン。
「トリプトファン」という名前は聞き慣れない方も多いかも知れませんが、「要するに肉に含まれているので、肉を食べながらダイエットしましょうね」というのが著者の主張です。
私の解釈としては、結局はダイエットの王道であるバランスの良い食事。
つまり「高タンパク質、中炭水化物、低脂質」の食事を摂ることを説明してくれているように感じました。
15個の要点まとめ
【トリプトファンダイエットの3カ条】
- 肉=トリプトファンをたっぷり食べる
- ベジファースト
- 時間差食べ
肉に含まれるアミノ酸の1種トリプトファンはダイエット成功の鍵を握る幸せホルモン=セロトニンを作る材料になる。
セロトニンがあれば、気持ちが不安定になったり、イライラして物事に集中できなくなることを防ぎます。
肉には、脂質の代謝を助け、蓄積しにくくするビタミンB6もたっぷり。
【トリプトファンダイエットで1日日摂るべき量】
体重1kgに対して10mg
体重70kgなら700mg
鶏もも肉なら1枚半、牛赤身ステーキなら300g
【野菜ダイエットは痩せて不幸に】
野菜しか食べないというダイエットをしている人に警告!
この方法はタンパク質不足になり、太りやすく不健康な体へとつながる危険な食生活です。
野菜でお腹を満たして、タンパク質をほんの少ししか食べないという方法もしかり。
ビタミンやミネラルは代謝をサポートする重要な栄養素ですが、肉不足では意味がありません。
優先すべきは、肉!
【ダイエットに失敗する3大理由】
- 空腹感ストレス
- 栄養不足ストレス
- 睡眠不足ストレス
トリプトファンダイエットは、肉をもりもり食べてOKというだけではありません。
驚くべきうれしいルールは、糖質オフはやってはいけないという点。
食事は「野菜から始まり、肉を食べ、最後が炭水化物」という順番を守りましょう。
いきなり炭水化物摂取は「太って老ける」という最悪の結果が待っています。
前菜として野菜を先に食べることによって、食物繊維が働き、血糖値の上昇を緩やかにします。
野菜をたべてから10分ほど経つと、糖の吸収は下がります。
また、よく噛むことで満腹中枢が刺激され、満腹感が早く得られて食べ過ぎを防ぎます。
ソーセージ、サイコロステーキ、ハム!
それらは肉と呼ばない!
市販の加工食品は、肉としてカウントしません。
赤身肉で、素材のまま調理されたものを選ぼう。
食材は「焼く・煮る・蒸す」
衣付きの揚げ物とは縁を切る!
【朝食は絶対に食べろ】
毎朝食べている人に比べて、朝食を抜く人の肥満率は倍以上高い。
痩せたいと願うなら朝食を食べる習慣を身につけるべき。
【おすすめのおやつ】
- ナッツ
- ガム
- 酢昆布
- チーズ
- ゆで卵
噛みごたえがあるものはおすすめ
【OKなお酒とNGなお酒】
OKなお酒は
- ワイン
- ハイボール
- 焼酎
NGなお酒は
- ビール
- 日本酒
- サワー
- 梅酒
【これだけは守って欲しいルール】
- まずは野菜を食べる
- そのあとに肉を食べる
- 糖質は「少し」食べる
- 甘いお菓子、デザートは食べない
- 甘い炭酸飲料、ジュースは飲まない
【できれば守ってほしいルール】
- 野菜を食べてから10分以上経ってから肉を食べる
- 1日3食必ず食べる
- お酒はゆっくり1杯だけ!
実践|3つのポイント
①ベジファースト
②よく噛んでたべる
③低カロリーで栄養豊富なおやつを選ぶ
ひと言まとめ
トリプトファンダイエットは、結局のところ「高タンパク質、中炭水化物、低脂質の食事」
以上、「『トリプトファンダイエット』【書評No.25】」という記事でした
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