この記事を読めば『便活ダイエット』の重要な箇所を知ることができ、便秘やダイエットに役立つ情報を学ぶことができます。
こんな人におすすめ
・便秘に困っている
・健康的に生きたい
・生活の質を高めたい
書籍の紹介
【排便力がアップする11のルール】
本書は、順天堂大学医学部教授で便秘外来担当の小林弘幸氏が自分でできる便秘改善法を解説する1冊
便秘であれば、粗悪なガソリンを全身に送っているのと同じであり、燃費が悪く代謝機能も低下
便秘外来の治療を受けると、多くの患者が自然と3〜5キロ痩せていくそうです
便秘治療では、腸内環境を改善することが最も重要です!
本書では、腸内環境を改善する具体的な方法が紹介されているので、便秘にお悩みの方は一読してみるといいでしょう
注意点として、タイトルに「ダイエット」と書いてありますが、いわゆるダイエット本ではありません
あくまで、便秘解消法の紹介がメインで、その効果の1つとしてダイエット効果も見込めるというお話です
15個の要点まとめ
便秘では深刻な場合を除き、医師の治療というよりも生活習慣の改善が基本
自分がどのような便秘なのかというタイプさえわかれば、自分の力で対処することができるのです
全身にエネルギーの源を送る出発点となる腸は、体の要ともいえる臓器です
その腸がキレイになれば、自然とやせるのはもちろん、肌がキレイになる、疲れにくくなるなど、いいことずくめ
腸が栄養を吸収しなければ、細胞は効率よく働くことができないため、体内でのエネルギー活動が低下してしまいます
処理されるべきエネルギーがストックされる=太ってしまう
【便秘になる原因3つ】
- 腸のぜんどう運動に問題がある
- 肛門括約筋に問題がある
- 自律神経が安定していない
【腸のぜんどう運動に問題がある人】
ぜんどう運動が低下すると食べた物はなかなか腸内を進みませんし、水分が必要以上に吸収されて便が固くなるため便秘がち
さらに、食べた物が腸内に長く滞留することで異常発酵(腐敗)を起こし、腸内環境の悪化も招きます
【肛門括約筋に問題がある人】
便が溜まっても排便センサーが働かない!
便が溜まった状態が続いたために、直腸が”伸び切った風船”のように膨らんでしまい、便が溜まっていることに気づかないこと
【自律神経が安定していない人】
緊張状態では腸は動かない!
腸のぜんどう運動は、主に副交感神経によって収縮するため、リラックスできている状態でこそ活発に働きます
【便秘の定義】
- 腹部にハリや違和感がある
- 食欲が落ちることがある
- 排便に違和感や不安を感じる
【腸内細菌の割合】
善玉菌2 : 悪玉菌1 :日和見菌7
【善玉菌とは】
消化吸収を助けたり、病気に対する抵抗力をつける働きをする「有用菌」
オリゴ糖、牛乳やヨーグルトの乳糖などを利用して仲間を増やす
代表格:ビフィズス菌、アシドフィルス菌、カゼリ菌など
【悪玉菌とは】
炎症を起こしたり、発がん性のある物質を作る「有害菌」
タンパク質が大好きな細菌で、タンパク質を分解してさまざまな有害物質を作り出しながら増殖する
代表格:大腸菌、ウェルシュ菌、ブドウ球菌など
【日和見菌とは】
善玉菌が優勢になったときには善玉菌の味方をし、善玉菌が優勢になれば悪玉菌の味方をする中立な立場の腸内細菌
腸内の環境によって、善玉菌にも悪玉菌にもなりうる
【便の半分は腸内細菌】
腸の中には約1.5キログラムにもおよぶ腸内細菌がすんでいるといわれています
腸内環境を整えるには、腸内細菌を善玉菌優位な状態にすることが大切!
善玉菌優位な腸にするためのポイント
①ぜんどう運動を活性化させる
②自律神経のバランスがいいメンタルに答える
【排便力をアップさせる11の便活ルール】
- 起床後コップ1杯の水を飲む
- 朝の光をきちんと浴びる
- バナナ1本でもいいから、朝食をきちんと摂る
- 腸に刺激を与える”食のリズム”を守る
- 1対2の呼吸を10回行う
- 就寝3時間前には夕食を済ませる
- 30分のウォーキングが理想もしくは、電車では立つ、階段を使う
- 38〜40℃のお湯で半身浴を15分行う
- 腸のゴールデンタイムに就寝する
- 眠りにつくタイミングの癒やしにこだわる
- 朝、ゆっくりトイレに入れる30分の余裕を作る
実践|3つのポイント
①起床後コップ1杯の水を飲む
②朝食をきちんと摂る
③腸のゴールデンタイムに就寝する
ひと言まとめ
毎日、出なかったら便秘なんやと勘違いしてた
以上、「【便秘外来の医師が教える】『便活ダイエット』【書評No.15】」という記事でした
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