NSCA-CPT・パーソナルトレーナー試験の概要、合格基準や合格率について

スポンサーリンク

パーソナルトレーナーになりたくて、NSCA-CPTの受験を決意すると、どんな試験内容なのか気になりますよね。

この記事では

  1. NSCA-CPT試験の概要
  2. 合格基準と合格率

これらについて解説しています。

スポンサーリンク
この記事を書いた人
サメ男

機械設計が得意

サメ男をフォローする

NSCA-CPT・パーソナルトレーナー試験の概要

試験の概要

NSCA-CPT認定試験は、試験時間が3時間、スコアアード問題140問とノンスコアード問題15問の合計155問が出題されます。

出題される問題は、与えられた選択肢の中から最も適切なものを選ぶ形式です。(実技試験はありません)

各問題に対して3つの解答選択肢が与えられます。

例題)パーソナルトレーナーはバイセプスカールの実施方法を指導している。下記のうち、最も適切なグリップはどれか?

A.プロネイティッドグリップ

B.スピネイティッドグリップ

C.オルタネイティッドグリップ

例題の解答)B

画像や映像をみて解答する問題も25〜35問あります。

ノンスコアード問題ってなに?

先ほど、出題される155問のうち、15問はノンスコアード問題だと説明しましたが、「ん???」ってなったと思います。

NSCA-CPT認定試験では、プレテストとして将来使用する試験問題を評価するために「採点されない問題(ノンスコアード問題)」というものを導入しています。

このような問題をいれることで、将来の試験で出題する予定の問題が、難しすぎたり、簡単すぎたりしていないか調査しているのです。

ノンスコアード問題は試験問題のなかに、ランダムに配置されているので、受験者はどれがその問題か判断することはできません。

実際に採点される問題と同じように解くことになります。

結論としては、どれがノンスコアード問題かはわからないので、特に気にせず一生懸命問題を解けばOKです。

出題範囲

出題範囲は

  1. クライアントに対する面談と評価
  2. プログラムプランニング
  3. エクササイズテクニック
  4. 安全性、緊急時の手順、および法的諸問題

これら4つの分野になります。

問題の内訳

出題される155問の内訳は、NSCAが公開しています。

問題配分をみると分かるとおり、「安全性、緊急時の手順、および法的諸問題」の分野は、他の3つの分野よりも問題数が少ないです。

手を抜いていいわけではありませんが、他の3つの分野を重点的に勉強したほうが、試験の点数は高くなりやすいということです。

問題の種類と傾向

パーソナルトレーナーの仕事には、単純に記憶したことを思い出したりするだけでよい仕事もあれば、状況を総合的に考えて判断しないといけない職務があります。

こうしたことから、NSCA-CPT認定試験では、問題の種類が3つ用意されています。

それが

  1. 知識問題
  2. 応用問題
  3. 分析問題

この3つです。

1つ目の知識問題は、概念、原則、実施手順などの情報を認識しているかどうかが問われます。

簡単にいえば、知っているかどうかの問題です。

知識問題の例題)パーソナルトレーナーはバイセプスカールの実施方法を指導している。下記のうち、最も適切なグリップはどれか?

A.プロネイティッドグリップ

B.スピネイティッドグリップ

C.オルタネイティッドグリップ

例題の解答)B

2つ目の応用問題は、状況に応じて知識を適用することができるかが問われます。

基礎的な計算や複数の考え方の関連性を正しく理解できているかどうかの問題です。

応用問題の例題)パーソナルトレーナーが安静時心拍数80bpmの60歳男性クライアントの指導をしている。カルボーネン法を使って、運動強度50%の運動時の心拍数を求めなさい。

A.150bpm

B.160bpm

C.170bpm

例題の解答)A

3つ目の分析問題は、複数の情報から考えて、問題を解決できるが問われます。

複雑な計算やデータのパターンの特定ができるかどうかの問題です。

分析問題の例題)クライアントとの初回面談で、パーソナルトレーナーは以下の情報を得た。

存在する危険因子の数を正しく記述しているものはどれか?

  • 血圧:130/75mmHg
  • 総コレステロール:180mg/dl
  • LDL:140mg/dl
  • 喫煙:2ヶ月前から禁煙
  • 家族の既往歴:兄が50際の時に心筋梗塞により死亡

A.2

B.3

C.4

例題の解答)B

合否判定基準と合格率

合否判定基準

合否判定基準は、正答率が70%以上であれば合格となります。

問題数でいうとノンスケールド問題を除いた140問のうち、97問以上正解であれば合格です。

上の画像は私の試験結果です。

私の場合、140問のうち116問正解で、正答率は83%で合格となりました。

合格率

NSCAが公表しているデータによると、NSCA-CPTの合格率は78.9%(2019年度)

この合格率を高いと感じるか、低いと感じるかは人それぞれ違うと思います。

ちなみに、普通自動車免許試験の合格率は約72%だそうです。

ただ、合格率は試験が簡単か難しいかを判断するくらいの参考程度にうけとっておきましょう。

ちゃんと勉強して70%以上正解できれば合格ですし、勉強が足りずに70%未満であれば不合格です。

そこにある差は、ちゃんと勉強したかどうかです。

合格したいのであれば、しっかり勉強してから試験を受けましょう。

まとめ

NSCA-CPT認定試験は、試験時間が3時間、スコアアード問題140問とノンスコアード問題15問の合計155問が出題されます。

出題範囲は

  1. クライアントに対する面談と評価
  2. プログラムプランニング
  3. エクササイズテクニック
  4. 安全性、緊急時の手順、および法的諸問題

これら4つです。

合否判定基準は、正答率が70%以上であれば合格。

NSCA-CPTの合格率は78.9%です。

以上「NSCA-CPT・パーソナルトレーナー試験の概要、合格基準や合格率について」という記事でした。

コメント