安息角とは?粉体用ホッパの傾斜角度は60度以上にすべき理由

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この記事では、安息角とは何か、簡単に説明しています。

また、粉体用ホッパの傾斜角度は60度以上にすべき理由も解説しています。

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安息角とは?

安息角とは、粉体や粒状物質が自然に堆積したときに形成する斜面の最大角度のことを言います。

この角度は、その物質が静止した状態で滑り落ちない限界の角度とも言えます。

粉体用ホッパの傾斜角度は60度以上にすべき理由

たまに、ある質問で

粉体用ホッパの傾斜角度は何度にしたらいい?

と聞かれます。

それに対する答えは

60度以上!

です。

その理由は、「建築基準法施行令 第86条(積載荷重)」

屋根の積雪荷重は、・・・ その勾こう配が六十度を超える場合においては、零とすることができる。

と記載されているからです。

つまり、

角度が60度以上ついている屋根の場合、雪(粉体)は滑り落ちるから、大丈夫だよ〜

と書いてあるんです。

本来は、測定すべきだが、、、

真面目で固い話をすると、安息角は、粉体の物性値なので、本来は測定して確認すべきです。

測定方法は、こちらのサイトがわかりやすいです。

でも、粉体の粒度や湿度などは、一定ではないことが多いので、いろんなケースを想定して、全て測定するのは、あまり現実的ではないし、時間もお金もかかります。

そのため、最も実用的な考え方が

粉体用ホッパの傾斜角度は60度以上

となるわけです。

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