失敗から学ぶ!若手エンジニアがやりがちなミスとその対策

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若手エンジニアは慣れない仕事が多いので、仕事をする中で、「失敗を避けたい」というプレッシャーを感じると思います。

でも、実務経験が少ない若手エンジニアにとって、失敗を完全に避けることは難しいですよね。

私自身、初めはミスしてばかりでした。

その頃の自分は気付けませんでしたが、失敗は学びの機会であり、それをどう活かすかがとても重要です。

この記事では、若手エンジニアがやりがちなミスの具体例を挙げ、その原因と改善策を私の経験を踏まえて解説しています。

この記事を読むことで、自分の失敗を乗り越え、成長に繋げる方法を身につけることができます。

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この記事を書いた人
SAKA

機械設計が得意

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若手エンジニアがやりがちなミスとその対策

若手エンジニアがやりがちなミスは次の5つです。

① 設計段階での詳細な検討不足

② 進捗管理が甘く、納期に遅れる

③ コミュニケーション不足でチームメンバーとのズレが生じる

④ 技術的な知識やスキルに対する過信

⑤ チームでの役割分担やスケジュール調整の不備

順番に解説していきます。

ミス① 設計段階での詳細な検討不足

これは設計段階で時間がないときに起こりがちなミスです。

詳細な検討が不足していて、現場や客先に納入した後、問題が発覚します。

例えば、部品の強度不足や部品同士の干渉など。

原因

納期に追われて「とりあえず進める」ことを優先し、検討事項の深堀りをおろそかにしてしまう

時間に追われると、仕事はどうしても雑になってしまいます。

その結果、ミスに繋がり、あとで尻拭いをすることに😢

対策

設計前に十分に検討項目を洗い出す

まずは、設備の仕様や使用環境について、しっかりとリサーチしましょう。

そして、どのような問題が起きる可能性があるかを考慮して、検討項目を洗い出すことが重要です。

「過去に類似の設備で起きたトラブル事例がないか」確認することも効果的です。

対策

設計レビューを活用

自分だけで進めるのではなく、チームや先輩にレビュー(確認)をお願いし、異なる視点からの意見をもらいましょう。

多角的な視点で、確認することで、自分だけでは気づけなかった問題点を見つけることができます。

若手エンジニアは、経験が浅く、知識も不足しがちなので、積極的に確認してもらいましょう。

対策

シミュレーションツールの活用

設計段階で可能な限りシミュレーションを行いましょう。

例えば、構造解析ソフト(ANSYS)や配管応力解析ソフト(AUTOPIPE)など、目的に応じた解析ソフトを使って、予想される問題点を事前に洗い出しましょう。

ミス② 進捗管理が甘く、納期に遅れる

進捗管理が不十分で、仕事が計画通りに進まなかった場合、納期に間に合わなくなってしまいます。

原因

時間管理が甘く、必要なタスクの重要度や時間配分を見誤ったり、進捗確認を怠ってしまう

仕事は様々な要因で、計画通りに進まないことのほうが多いと思います。

経験あるベテランであれば、途中で軌道修正することが可能ですが、若手エンジニアにはハードルが高いのが現実です😢

対策

タスクを細分化する

まずは、大きなタスクを細かく分け、それぞれのタスクに必要な時間を見積もりましょう。

ポイントは「初めて取り組むタスクの必要な時間は、多めに見積もること」

初めてやるタスクは、調べたり確認したりする作業がでるものだし、要領がつかめていないので、時間がかかりがち。

それを見越して、必要な時間は、多めに見積もっておくと安心です。

対策

ガントチャートやタスク管理ツールの活用

TrelloAsanaJiraなどのツールを使い、タスクを可視化しましょう。

頭の中で考えながら仕事を進めることもできますが、脳の限られたリソースをタスク管理に使い続けてしまいます。

ツールで代替できることは、ツールに任せて、あなたの脳のリソースは、やるべき仕事に全集中させましょう。

対策

定期的な進捗確認

進捗状況を定期的に確認し、予定通り進んでいない場合は、なるだけ早く調整しましょう。

私がやっている方法は

毎日、今日やるべきタスクを確認してから仕事をスタート

仕事終わりに、どこまでできたか確認し、明日やるべきタスクを整理してから家に帰る

これの繰り返しです。

「自分だけの作業では、納期に間に合わない」と思ったら、上司やマネージャーに相談しましょう。

仕事の割り振りや人員の調整をしてもらえるでしょう。

あなたが頑張ったうえで、間に合わなかった場合、恥じる必要はありません。

正直に言いましょう!(正直さ、誠実さは重要です)

むしろ、「納期に間に合わない」と思ったけど、相談しないほうがやばいです。

関係者や取引先に迷惑を掛けますし、なにより、あなた自信への周囲の評価が大きく下がってしまいます。

「間に合わない」と思ったら、正直に相談することが賢い選択。

ミス③ コミュニケーション不足でチームメンバーとのズレが生じる

設計を進める中で見直した仕様変更やタスクの進捗状況をチーム(関係者)で共有せず、後で問題が発生するパターンです。

原因

自分だけで解決しようとし、重要な情報の報告・共有を怠る

自分1人だけで完結する仕事は少なく、上司やチームへの報告や情報共有は重要です。

でも、ついつい忘れてしまいますよね😢

対策

定期的なミーティングを設ける

チーム内での進捗報告や問題共有の場を定期的に設けましょう。

もし、そのような場が設けられない場合は、「自分から勝手に定期的に報告」をしちゃいましょう。

下記のようなマイルールを作って、習慣化してしまえば、怖いものなしです。

・毎日仕事終わりに上司に報告

・毎週末に1週間のうちの重要なポイントをチーム内に情報共有

報告内容や共有する情報は箇条書きでまとめると、自分の頭の中も整理できて一石二鳥です。

対策

上司にフィードバックを求める

自分の作業に対するフィードバックを上司に求めることで、早い段階で改善点を見つけましょう。

対策①で紹介した「自分から定期的に報告」をする場合は、報告するついでに、フィードバックももらえると効率が上がります。

具体的には、下記のようにすると良いでしょう。

・この問題は、⚪︎⚪︎にすることで解決しようと思いますが、どうでしょうか。

・今日は、ここまで進められたのですが、⚪︎⚪︎で悩んでいます。どうしたら良いでしょうか。

対策

透明性の高い情報共有

SlackTeamsなどのツールを活用し、問題が発生した場合や進捗に遅れが生じた場合は早めに報告しましょう。

上記のツールを使えば、タイムスタンプが残るので、後から「いつ連絡したか」の履歴を確認することができます。

また、口頭や対話だと相手の時間を拘束することになるので、チャットで問題ない内容はチャットを使いましょう。

ただし、内容によっては、口頭で話したほうが伝わりやすく、短い時間で済む場合もあるので、そこは柔軟に使い分けていきましょう。

ミス④ 技術的な知識やスキルに対する過信

これは新しい技術やツールを盲信し、学習を怠った結果、問題解決に時間がかかりすぎてしまうパターンです。

原因

技術的な自信があったので、「自分はこれでOK」と思い込んでしまい、事前に学習しなかったり、他の意見を聞かなかった

私がやってしまった例としては、「解析ソフトは計算を間違えないから大丈夫」と思い込んで、解析結果を十分に確認しなかったために、入力条件の間違いに気づけなかったことがありました。

入力条件が明らかに間違っている場合、解析結果のどこかに、その間違いが誤った形で反映されるので、解析結果をちゃんと見れば、入力間違いに気づけるのですが、、、😢

対策

継続的な学習を心がける

新しい技術やツールは常に学び続ける姿勢が大切です。

オンライン学習や講習会など、自己学習の場を積極的に活用していきましょう。

個人的には、読書(参考書)で学ぶのが好きです。

理由は、体系的にまとまっていて、目次を見て、必要なページだけ読むこともできるから。

デジタルツールが発達した現代ですが、アナログツールも併用したハイブリット型が、最良の学習法だと思っています。

デジタルとアナログ、それぞれの良いとこどりをしていきましょう。

対策

分からないことは素直に聞く

同僚や先輩に相談し、分からないことを早期に解決することで、無駄な時間を省きましょう。

私は「10分調べて分からなかったら、人に聞く」ということをやっていました。

自分で調べもせずに、なんでも人に質問するのは、よくありません。

人に質問するということは、「相手の時間を拘束すること」だからです。

また自分で調べることで、身に付く知識もあります。

かといって、自分だけで調べても、なかなか解決しない問題もあります。

そこで活躍する方法が、「10分調べて分からなかったら、人に聞く」

これが、最も知識習得と時間効率的にバランスが良い方法だと思っています。

対策

情報共有の場を作る

チームで学んだことや得た知識を共有することで、自分だけでなくチーム全体のスキルを向上させます。

また自分が学んだ知識を共有することによって、自分の中での理解がさらに進み、知識の定着につながります。

インプットよりアウトプットのほうが、重要とは良く言われていることです。

ミス⑤ 設計や作業の確認をおろそかにする


これは設計や作業を急いで進めてしまい、確認作業を怠ることで発生するミスです。

例えば、図面ミスや部品の組み合わせミスなど。

ミスが発覚した後に、「あのとき、ちゃんと確認しておけば、、、」と後悔することになります。

原因

仕事の進捗を重視しすぎて、確認作業の重要性を軽視してしまう

誰でもミスはしてしまいますが、確認作業をするだけで、かなりのミスが防げます!

対策

作業後に必ず確認する習慣をつける

これは、社会人なら必携の心得です。

学生時代もテスト問題を解き終わった後に、見直ししましたよね。

あれと同じです。

私の場合、重要な書類であれば、「1日寝かせて、次の日の朝にフレッシュな目線で確認する」ということをやっています。

対策

他のメンバー(上司)とダブルチェックを行い、誤りを早期に発見できる体制を作る

ダブルチェックはミスを防ぐための効果的な手段の1つです。

自分だけでは気づけなかったミスを見つけれてもらえることが、結構あります。

対策

チェックリストを使って、重要な確認項目を漏らさないようにする

経験が浅いうちは、「何を確認すればいいのか分からない」なんてこともありますよね。

そんな時は、チェックリストを使って、重要なポイントは絶対に抑えるようにしましょう。

ぶっちゃけ言うと「小さなミス」は取り返しがつくので、今後の自分の糧にすれば良いと思っています。

でも「大きなミス」=「取り返しのつかないミス」は会社としても、あなたにとっても「致命傷」になるかもしれないので、絶対に避けましょう。

まとめ:「最速で成長するには、最速で失敗すること」失敗を恐れず、学びは次に活かそう!

人はミスをする生き物なので、失敗を完全に避けることは難しいです。

違いが生まれるのは、その経験から得られる教訓を活かして、次に繋げられるかどうかだと思います。

若手エンジニアとしての成長は、失敗を乗り越えることで加速します。

「失敗」は、あなたを成長させてくれる根源。

「最速で成長するには、最速で失敗すること」

どんどん新しいことにチャレンジして、たくさん失敗を経験してください。

ただし、くれぐれも致命傷(大きな失敗)だけは負わないように。

小さな失敗であれば、いくらでも構いません☺️(次に活かすのが前提で)

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