【初心者向け】ライナープレート、タッププレート、スライドプレートの違いを分かりやすく解説

スポンサーリンク

ライナープレートやタッププレート、スライドプレートって聞いたことがあるけど、違いはよく分からなかったりしますよね。

この記事では、それぞれの違いを分かりやすく解説します。

スポンサーリンク
この記事を書いた人
SAKA

機械設計が得意

SAKAをフォローする

ライナープレートとは?

ライナープレートとは、「高さ調整用の板」のことを言います。

装置を据え付けるときに、装置の下にライナープレートを入れて決められた高さに調整します。

ライナープレートは色々な厚みを組み合わせて高さを調整します。

2.3mm、3.2mm、4.5mmなどの板を組み合わせて使われます。

タッププレート(ベースプレート)とは?

タッププレートとは、「装置の受け部に使う板」のことを言います。

タッププレートは、「ベースプレート」と呼ぶこともあります。

H型鋼などのフレームの上に装置を据え付けるときに、通常のボルト取り合いにすると、製作誤差や据付誤差でボルト位置が合わないことが、しばしばあります。

ボルト位置が合わないと、現場で穴あけする追加作業が発生してしまいます。

そこで装置の受け部にタッププレートを使えば、フレームと溶接取り合いとなるため、多少の誤差があっても問題なく据え付けることができます。

タッププレートは強度計算して厚みを決定しますが、

9mm、12mm、16mmなどの板がよく使われます。

スライドプレートとは?

スライドプレートとは、装置が熱伸びするときに「装置の受け部に使い、装置をスライドさせるための板」のことを言います。

スライドプレートは、ベースプレートの上にのせて使用します。

装置がスライドする際には、摩擦力が作用します。

摩擦力が大きいと、装置の強度を高める必要が出てきてコストアップにつながるため、スライドプレートには、摩擦係数が小さいステンレス鋼などを使います。

よりスライドしやすいように、スライドプレートの表面にグリースを塗布することもあります。

コメント