ライナープレートやタッププレート、スライドプレートって聞いたことがあるけど、違いはよく分からなかったりしますよね。
この記事では、それぞれの違いを分かりやすく解説します。
ライナープレートとは?
ライナープレートとは、「高さ調整用の板」のことを言います。
装置を据え付けるときに、装置の下にライナープレートを入れて決められた高さに調整します。
ライナープレートは色々な厚みを組み合わせて高さを調整します。
タッププレート(ベースプレート)とは?
タッププレートとは、「装置の受け部に使う板」のことを言います。
タッププレートは、「ベースプレート」と呼ぶこともあります。
H型鋼などのフレームの上に装置を据え付けるときに、通常のボルト取り合いにすると、製作誤差や据付誤差でボルト位置が合わないことが、しばしばあります。
ボルト位置が合わないと、現場で穴あけする追加作業が発生してしまいます。
そこで装置の受け部にタッププレートを使えば、フレームと溶接取り合いとなるため、多少の誤差があっても問題なく据え付けることができます。
タッププレートは強度計算して厚みを決定しますが、
スライドプレートとは?
スライドプレートとは、装置が熱伸びするときに「装置の受け部に使い、装置をスライドさせるための板」のことを言います。
スライドプレートは、ベースプレートの上にのせて使用します。
装置がスライドする際には、摩擦力が作用します。
摩擦力が大きいと、装置の強度を高める必要が出てきてコストアップにつながるため、スライドプレートには、摩擦係数が小さいステンレス鋼などを使います。
よりスライドしやすいように、スライドプレートの表面にグリースを塗布することもあります。
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