こんにちわ、SAKAです。
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先日、購入した戸建ですが、日本政策金融公庫に融資してもらえないか相談しました。
その結果、「建蔽率オーバーのため融資できない」と言われてしました。
そこで今回の記事では、日本政策金融公庫に建蔽率オーバー物件の融資を断られた内容の詳細を紹介します。
- 物件のスペック
- 日本政策金融公庫との融資やりとり
物件のスペック
今回、購入した物件のざっくりとしたスペックは以下のとおりです。
立地:兵庫県姫路市のそこそこイケてる駅から徒歩15分程度
土地面積:51.28m2
建物面積:67.62m2 →1F:35.96m2|2F:31.66m2
建蔽率:60%
容積率:200%
この時点で、「ん???」と思った方は素晴らしいです。
実はこの物件、建蔽率オーバーの物件なのです。
この土地は建蔽率60%なので、1フロアの面積は30.768m2以下でなければいけません。
でも、1Fの建物面積は35.96m2。
51.28m2(土地面積) ✖️ 0.6(建蔽率) =30.768m2 <35.96m2(1F)
よくよく話を聞いてみると、1Fは新築後に増築したようで、そのせいで建蔽率をオーバーしてしまったようでした。
ちなみに容積率は、問題ありませんでした。
51.28m2(土地面積) ✖️ 2(容積率) =102.56m2 >67.62m2
違法建築物件を持ってたら犯罪なのか?
今回の物件は建蔽率オーバーのため、建築基準法に適合していません。
いわゆる「違法建築」です。
こんな物件を持ってたら、私は犯罪者になってしまうのでしょうか?
いえいえ、大丈夫。問題ありません。
この物件の増築部分は、しっかり登記をしていますので、増築部分の固定資産税もちゃんと支払うことになります。
ただ、将来建て替える時には、いまよりも狭い家になります。
もし万が一、「御用だ!御用だ!」と警察が来たら、大人しく増築部分を取り壊します^^笑
日本政策金融公庫との融資やりとり
さて、この物件を購入するにあたり、できれば現金を温存して融資を使いたいと思ったので、小ぶりの物件でも嫌がらない日本政策金融公庫に融資の申込みをしました。
建蔽率オーバーの物件だったので、断れそうな気もしていたのですが、「もしかしたらイケるんじゃない?」「ダメもとで申請してみよう!」そんな気持ちでした。
いつも通り、日本政策金融公庫のホームページから必要事項を記入して、融資の申請をします。
すると、翌日には担当者の方から電話がありました。
やりとりは、ざっくりこんな感じ。
公庫担当者:今回は融資の申込みありがとうございます。早速ですが、こちらの物件、建蔽率がオーバーしているようですが、ご存じですか?
私:え、そうなんですか??(知らなかったふり)
公庫担当者:公庫の決まりでは、そのような物件には融資できないことになっているんです。
私:あ、そうなんですね。ちなみに、今回は物件の購入資金として融資の申請をしたのですが、リフォーム費用のみの融資でも難しいのでしょうか?
公庫担当者:リフォーム費用のみの場合であっても、資金の使用先が、こちらの物件であれば融資できません。
私:承知しました。またお願いします!
速攻で、融資を断られてしまったので、「リフォーム費用だけでもなんとか!」と食い下がってみましたが、あっさり断られました。
公庫は税金で運営されている手前、違法建築みたいなグレーなものには融資できないようです。
結局、この物件は現金で購入しました。
まとめ
今回は、日本政策金融公庫に建蔽率オーバー物件の融資を断られた件を紹介しました。
私と同じように違法建築物件を購入しようとしている方は、おとなしく現金で購入することをオススメします。
ノンバンク系の銀行などは違法建築物件でも融資してくれると聞いたことがあるので、どうしても融資を使いたい方はそれらを検討してみてもいいかもしれません。(ただし金利が高いです!)
以上、少しでも参考になれば嬉しいです^^
「日本政策金融公庫に建蔽率オーバー物件の融資を断られた件」という記事でした。
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