【初心者向け】ACサーボとはどんなもの?機能や構成、動作をわかりやすく解説

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こんにちわ、SAKAです。

リアエスでは、プラント設備を中心とした機械や電気に関する基本的な知識を発信しています。

皆さんは、ACサーボがどんなものか知っていますか?

ACサーボって言葉聞いたことがあるけど、よくわからない方も多いのではないでしょうか。

そこで今回の記事では、ACサーボについて以下の3点を解説します。

  1. ACサーボとは?
  2. ACサーボの基本的な機能
  3. ACサーボの構成と動作について
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この記事を書いた人
サメ男

機械設計が得意

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ACサーボとは?

ACサーボの「サーボ」は、「Servus(サーバス)」というラテン語に由来しています。

「Servus(サーバス)」は、命令に対して、忠実に俊敏かつ精度のよい働きをするという意味です。

ここから、指令通りの正確な動きをする機械のことを「サーボ」と呼びます。

また、「AC」とは交流電源のことで、交流電源で動くACモータを制御するのが、「ACサーボ」です。

ACサーボの基本的な機能

ACサーボの基本的な機能は、以下の3点です。

ACサーボの基本的な機能

正確な指定位置に移動や停止することができる。👉(位置制御)
⇨位置精度は1ミクロン以下まで可能。

すばやく速度を変化させることができる。👉(速度制御)
⇨負荷が変動しても、目標速度からの変動を極めて小さくできます。

状況に合わせて力を変化させながら動かすことができる。👉(トルク制御)

⇨負荷が変化しても指示されたトルクで正確に運転できます。

これらの制御をできることが、ACサーボ 最大の特徴でもあります。

ACサーボの構成と動作について

ACサーボの構成は、次の通りです。

ACサーボの構成
  • ①制御部である「サーボアンプ」
  • ②駆動・検出部である「サーボモータ」
  • ③指令部となる「コントローラ」

サーボアンプ

ACサーボの動作をかんたんに説明すると

コントローラがサーボアンプに命令を出す。

指令を受けたサーボアンプがその命令をサーボアンプに伝える。

サーボモータが命令の通りに駆動する。

サーボモータが「エンコーダ」と呼ばれる検出器を使って、現在位置を検出し、サーボアンプに伝達する。

サーボアンプは命令値とエンコーダで読み取った現在値を比較して、その差を小さくするように、サーボモータに命令を出す。

このような順番で動き、ACサーボは命令値と現在値の差が小さくなるように繰り返し修正するため、正確な制御をすることができます。

ACサーボは、生産設備に多く採用されていますので、ぜひ基本的な知識は覚えておきましょう。

以上「【初心者向け】ACサーボとはどんなもの?機能や構成、動作をわかりやすく解説」という記事でした。

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