この記事では、Tableauでの棒グラフの作り方を3つ解説しています。
Tableauは直感的に使えるよう、同じ完成形を複数の方法で作れるようになっています。
また、集計の変更方法も3つ解説します。
なお、この記事で紹介しているグラフのもとになるデータはこちらで紹介しているものになります。
作成方法1:ダブルクリックで作成
棒グラフを作る最も簡単な方法は、ダブルクリックすることです。

①[データ]ペインで[売上]をダブルクリックします。
[売上]は[行]に入ります。
②[データ]ペインで、[カテゴリ]をダブルクリックします。
[カテゴリ]は[列]に入ります。
[シート]タブを開くと、画面右にツールバー[表示形式]が開いているかもしれません。
[表示形式]の機能を使わない場合は、クリックして閉じてください。
作成方法2:[表示形式]を使って作成
作成したいシンプルなチャートが決まっている場合は、[表示形式]機能を利用すると便利です。

①[データ]ペインで、[売上]と[カテゴリ]を選択します。
複数のフィールドを選択するには、Windowsは[ctrl]キーを、Macなら[Command]キーを押しながらクリックしていきます。
②ツールバーの[表示形式]が非表示になっている場合は、選択して開き、目的の棒グラフのアイコンをクリックします。
ここでは、水平棒グラフ(横方向の棒グラフ)を選択していきます。
作成方法3:ドリップして作成
ドロップして、グラフに1つずつフィールドを加えていく方法です。
複雑なチャートはこの方法で作り上げる必要があるので、この方法に慣れることをおすすめします。
①[データ]ペインから[売上]を[行]にドロップします。
②[データ]ペインから[カテゴリ]を[列]にドロップします。
行と列を入れるフィールドを逆にすれば、横方向の棒グラフになります。
集計の使い方、変更方法
さて、[売上]を方法1ではダブルクリックをすると、方法3では[行]にドロップすると、[売上]が合計されました。
このように、メジャーのフィールドは必ず何らかの集計(合計、平均、最大値など)が行われます。
ほとんどのフィールドはデフォルトで合計されます。
デフォルト以外の集計をするには、3つの方法が用意されています。ここでは、[売上]の集計方法を変更してみましょう。
集計の変更方法1:シェルフに入れたフィールドの集計方法を変更
ドロップしてシェルフ([行]、[列]、[サイズ]など)に入れた後、集計方法を変更できます。

①[行]にある[売上]を右クリック>[メジャー(合計)]から他の集計タイプをクリックします。
集計の変更方法2:デフォルトの集計方法を変更
フィールドごとに、デフォルトの集計方法を変更する方法です。
例えば、デフォルトを[平均]に変更すれば、そのフィールドをドロップすると、最初から平均で集計されます。
[割引率]など比率を表すようなフィールドは、利便性に加えてミスを防ぐためにも、デフォルトで[平均]に変更しておくと良いでしょう。
これは、Tableau Desktopでできる機能です。

①[データ]ペインの[売上]を右クリック>[既定のプロパティ]>[集計]から他の集計タイプを指定します。
ここでは[平均]に変更しています。
②集計タイプを変更したら、あらためて[売上]を[行]にドロップして使います。
すでに[行]に入れた[合計(売上)]の上に重ねると[平均(売上)]に入れ替わり、棒グラフも変更されます。
集計の変更方法3:集計方法を指定してドロップ
シェルフにドラッグするときに、集計方法を指定する方法です。

①[データ]ペインから[売上]を[行]にドロップします。
その際、[売上]を右クリックした状態でドロップします。
②開いた画面から集計方法を選択します。
③[OK]をクリックして画面を閉じます。
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