先日、自治体が開催していた子育て支援オンラインセミナーに参加しました。とても役に立つ内容だったので、シェアしたいと思います。
主な内容は、ブックスタート、赤ちゃんの事故事例、離乳食、歯磨きでした。
ブックスタート
赤ちゃんに絵本を読んでも、言葉を理解できないから意味ないとお考えの方もいるのではないでしょうか。実は、私がそうでした。
生まれてすぐくらいは、張り切って図書館で赤ちゃん用の絵本を借りて読み聞かせていたんです。でも、全然絵本を見てないし、興味もなさそうな感じだったんでやめてしまいました。
ただ、今回のセミナーで絵本のいいところ聞けたので、また図書館で絵本を借りて読み聞かせしようと思いました。
絵本のいいところ
- 絵本は親子の触れ合いを深めることに役立つ
- 赤ちゃんに語りかけるきっかけとして絵本を使うといい
- 声の大きさを変えると赤ちゃんは喜ぶので楽しいことを増やすきっかけになる
赤ちゃん向けの絵本の選び方
赤ちゃんは視力が弱いので、赤・青・黄などの色彩がはっきりしたもの、1ページに1つの絵がある絵本がオススメ。
絵本を読むときのポイント
- 変に飾らないで普段通りの声で読む
- テレビは消して、絵本に集中できる環境を作る
- ページはゆっくりとめくる
- 最後まで読めなくてもOKという気持ちで
- 同じ絵を一緒に眺めるだけでも親子の絆は深まる
赤ちゃんの事故事例
赤ちゃんは生後4ヶ月〜5ヶ月頃から手に触れたものを口に持っていくようになります。(確認行動)
また、9ヶ月頃になるとハイハイができるようになり、色んなところへ行けるようになります。
親としては、成長を感じられて嬉しい反面、事故に繋がる可能性も増えて、心配な気持ちも出てきます。
0歳児の事故ランキング
1位 窒息、誤飲による事故
2位 水にまつわる事故
3位 交通事故
1位の窒息、誤飲による事故が、全体の8割を占めるそうで、これを注意するだけでも事故のリスクはかなり下がるとのこと。
0歳児の窒息・誤飲事例
窒息事故の事例は
- ミルクや食べ物を吐き戻して窒息事故
- レジ袋や電気コードが顔に巻きついて窒息事故
- よだれかけや柔かい布団で口を塞がれて窒息事故
窒息の原因になるものを赤ちゃんの近くに置かないことが対策です。
誤飲事故の事例は
- タバコ
- ボタン電池
- 化粧品
- マグネット
これらを誤って飲んでしまう事故があり、タバコを誤飲してしまう事故が最も多い。
飲み込める大きさのものを赤ちゃんの近くに置かないことが対策です。
赤ちゃんが飲み込める物の大きさの目安
赤ちゃんが飲み込める物の大きさの目安は指で「OK」を作ったときの、輪の大きさです。
これより小さいと赤ちゃんは飲み込んでしまうので、注意してください。
直径にすると、39mmです。

その他の事故事例
- ドアや家具の角にぶつけた → クッション材の設置
- ベビーカーや抱っこ紐からの転落 → ベルトをしっかりつける
- キッチンの包丁などによる事故 → ベビーゲートを設置
- 洗濯機や洗面器などの水の事故 → 洗濯機の周囲に踏み台などを置かない。洗面器に水を溜めない。(赤ちゃんは10cmの深さの水があれば溺れてしまう)
冬に増える事故
- 電気ポットによる火傷 → 赤ちゃんが触れる場所に置かない
- 湯たんぽによる火傷 → 赤ちゃんには使わない
乳幼児突然死症候群 SIDS
いまだに原因は不明だが、突然赤ちゃんが死んでしまう事例。
研究によってわかった対策は以下の3つ
- 1才までは仰向けで寝かせる(うつ伏せで寝かせない)
- 母乳で育てる
- 家族はタバコを吸わない
必ずやらないといけない訳ではないが、対策をした方が死亡リスクは下がる。
うちの子は、途中から母乳では難しくなったので、ミルクのみで育てています。
揺さぶられ症候群
赤ちゃんが強く揺さぶられることによって、頭蓋骨と脳がぶつかり、脳が損傷する。
強く揺さぶらないようにすることが大事。
離乳食
大人が食べているのをじっと見ていたり、よだれが垂れていたら食事に興味を持っている証。
椅子などに座れるようになったら、離乳食を始める。
離乳食のざっくりとした進め方
まずは、10倍がゆを1日1回からスタート
↓
潰した野菜
↓
潰した豆腐、卵黄(固茹で)、白身魚
の順に進めていく。
食後は、母乳やミルクを与える。
離乳食を始めて1ヶ月経ったら、2回食にする。食事は舌で潰せる硬さのものにする。
食後は、母乳やミルクを与える。
離乳食を始めて2ヶ月経ったら、3回食にする。食事は歯茎で潰せる硬さのものにする。
食後は、母乳やミルクを与える。
1才になったら、3回食+2回のおやつにする。食事は大人より少し柔かめで薄味。
離乳食完了。
これはあくまでも目安。離乳食の進み方は個人差が大きいので、焦らずにゆっくりでOK。
注意点
- 初めて与える食材はスプーン1さじから始める(卵黄、卵白はスプーン半さじ)
- 初めて与える食材は1日1品
- アレルギー症状など出たときのことを考えて平日の午前中に与える
- かかりつけの病院の診療時間を調べておく
- フリージングは保存する食材は1週間程度で食べきる
- 電子レンジで解凍する時は途中でしっかり混ぜて、火を通すようにする
赤ちゃんに食事の楽しさを伝えられるように、一緒に楽しみながら離乳食を進めていくとGOOD!
歯磨き
生後6ヶ月くらいから下の前歯が生えてくる。
その後、上の前歯、奥歯の順に生えてきて、2歳〜3歳で全ての歯が生えそろう。
下の前歯が生えてきたら、歯磨きをスタートする。
赤ちゃんが自分で磨けるように、喉を突かないように工夫されたトレーニング歯ブラシを与えてみる。
その後、保護者が仕上げ歯ブラシで磨いてあげる。
仕上げ歯ブラシの硬さは普通〜柔かめにする。
仕上げ磨きは、保護者の膝に寝転ばせて磨く。
上唇小帯を磨くと赤ちゃんは痛がるので、上の前歯を磨く時は、指で上唇小帯をガードしながら磨くようにする。上唇小帯は歯と歯茎の間にある。

磨く時は1本ずつ歯と歯茎の間を丁寧に磨く。
赤ちゃんが虫歯になる原因は、保護者等から唾液などを介して虫歯菌が口に入ってくることが原因である。虫歯にならないように、スプーンやお箸の共有や口移しはやめる。
以上、「【子育て】赤ちゃんすくすくオンラインセミナーに参加しました!ブックスタート、事故事例、離乳食、歯磨き」という記事でした。
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