【ダイエット】『ライザップはなぜ、結果にコミットできるのか』【書評No.26】

【低糖質食事法はお金がかかる？】

主食中心の食事は大量生産される穀物（米や小麦）の影響で安いことがおおい。

逆に低糖質食事法はお金がかかる。

実際、コンビニで買おうとしても、おにぎりよりサラダのほうが高い。

外食もご飯やパン抜きでお腹を満たそうとすると割高になる。

【ライザップで太らない習慣を身につける】

低糖質食事法で糖質の摂取を減らすことによって、体内に蓄積されていた体脂肪をエネルギーとして使い、減らしていく。

タンパク質や食物繊維をしっかり摂ることで、筋肉をはじめとした身体づくりが促され、痩せやすい身体や腸内環境をつくっていく。

同時に筋トレを推し進めることによって、体脂肪の燃焼に拍車をかけ、さらに筋肉を活性化、維持することで基礎代謝を落とさないようにする。

【ライザップのリバウンド率】

ライザップのプログラム終了後１年が経った人にとったアンケートでは200人中7%のリバウンド率だった。

【ライザップのパーソナルトレーナー】

ライザップに入会すると、１人ひとりのゲストに担当のトレーナーがつく。

トレーナーは筋トレについてのプログラムをつくったり、実際のトレーニングを補助してくれたりすることになる。

【ライザップの食事指導】

毎日３食の食事内容の報告を受け、減量期には低糖質食事法が正しく行われているかアドバイスする。

それは、単に「低糖質の食事になっているか」というだけではなく、腸内環境や体調を含めてケアしていく。

【ライザップのメンタルを含めたケア】

ライザップに置いて、トレーニングや食事指導と同じくらい重要なのが、メンタル面。

ダイエットには、時として苦しさが伴う。そのときに寄り添ってくれる存在がいるかどうかが重要。

踏ん張らないといけないところで、トレーナーの一言が支えになったりする。

なにかあれば、相談できる相手がいる

自分の頑張りをほめ、応援してくれる。

これが、ライザップのパーソナルトレーナーとしての大きな強みな部分

【目標設定】

ライザップでは、「何kg体重が減るか」だけではなく、「痩せたあと」にある本当の目標、いったい何のために痩せるのか、痩せたあと何をしたいのかを問われる。

ダイエット中の停滞期には「目的は体重を減らすことだけではない。もっと大きな目標に向かって進んでいるのだ」ときづければ、苦しい時期も乗り越えることができる。

目標は何でも良い。

「ハワイでビキニを着る」「子供を驚かせたい」「昔の洋服に袖を通しい」「営業成績を上げたい」などなど

【ライザップでのトレーニング】

トレーニングは大変そうというイメージをもちがちだが、ライザップではトレーナーからの「ナイスフォームです」「いいですね」といった励ましの声や時に無駄話をしながらのトレーニングもあり、楽しんで取り組めるように工夫されている。

また、筋トレするときに出る成長ホルモンは、運動後30分間に多く分泌しているので、トレーニングが終わったあとは、達成感のような心地よい気分になれる。

【ライザップでのトレーニング頻度】

筋トレは週２回が目安になっている。

また、それぞれのトレーニング日は２〜３日空けるように指導がある

【ライザップ中のある１日の食事】

朝食

• 鮭の塩焼き
• 炒り卵
• メカブとオクラ
• もやしのピリ辛スープ
• サラダ（サニーレタス、きゅうり、カイワレ、ブロッコリー、スプラウト）
• 青汁

昼食

• 牛ステーキ
• ナス
• 枝豆
• サラダ（サニーレタス、キャベツ、オクラ、カイワレ）
• ヨーグルト

夕食

• 豆腐（薬味付き）
• もやし炒め
• サラダ（わかめ、サニーレタス、きゅうり、カイワレ、こんにゃく麺）

【指導される食事量】

食事量の割合の目安は、朝３：昼５：夜２

昼間はがっつり食べられるが、夜はそうはいかない。

理由は、夜はどうしても代謝が落ちてしまうから。　

【ライザップは腸内環境に注目】

腸内環境とダイエットとは密接な関係がある。

ある実験で痩せている人の腸内細菌と肥満の人の腸内細菌を比較したところ、腸内細菌が太ることと関係することがわかった。

その後、さまざまな研究により、腸内細いわゆる「デブ菌」の多くは、腸内環境が悪化すると優劣になり、また余計に脂質や糖質を溜め込んでしまう性質があることが明らかになっている。

【ライザッププログラム終了後】

2ヶ月間、糖質を摂取していないので、いきなり大量の糖質をいれてしまえば、体が過剰反応してしまう可能性がある。

脂質をエネルギー源としていた状態から、糖質もエネルギーとして使う状態にじわじわ切り替えていく必要がある。

まず朝にリンゴやキウイなどの血糖値を大きく上げないフルーツから始める。

体重の様子を見ながら、翌週のランチではそばやおにぎりを少し摂取してみる。

そして次第に普通のランチに移行する。

また、自宅で週２〜３回の筋トレを指導される

【ライザップでの主なトレーニングメニュー３つ】

1. 足の中で１番大きい太ももを鍛える「スクワット」
2. 胸の筋肉を鍛える「ベンチプレス」
3. 背中の筋肉を鍛える「デットリフト」

【本当の寿命と健康寿命】

健康寿命とは、介護を受けたり寝たきりになったりせずに日常生活を送れる期間のこと。

日本人の2013年の平均寿命は男性が80歳、女性が86歳

一方、日本人の健康寿命は男性が71歳、女性が74歳

平均寿命との差は、男性で9歳、女性で12歳もある